大雄宝殿
言葉のつれづれ
「竹線香」
お彼岸の墓参にかかせないのはお線香です。
昔は、寺町沿いに墓参用の花や線香を売る小店が数軒あります。店によっては、お水用のバケツやほうきも貸してくれるところもありました。
長崎では、墓に供える花は、季節の花とシバ(ハナシバ)とよばえる木ものです。
そして、線香は長崎ならではの「竹線香」。インドや中国の線香のように細い竹の芯にお香をまぶしてあります。
一袋で120円と大変安く、寺町沿いに並ぶ仏具店やコンビニなどで求めることができます。仏壇には、普通のお線香を使いますが、墓参時にはこの竹線香をと使い分けているのです。というのも、墓石に水をかけてぬれても、線香が消えない工夫がしてあるのです。つまり、お香を線香の下から4~5cmのところまでしかまぶしてないので、水でぬれた線香立てに供えても、線香が消えないというわけです。また、香りも大変いいので、寺町を歩くと、この竹線香の香りが漂っていて、なんともいえぬ風情です。



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