ぼた餅
2019年3月24日
今年も檀家様よりいただいた沢山のぼた餅。
ぼた餅は、春の呼び方で「牡丹餅」。牡丹の花咲く季節、秋は萩の花のころなので「おはぎ」。とても風情のある言葉です。
また、「夜船」や「北窓」とよぶこともあります。
これはぼた餅の作り方が餅と言いながら、お餅のように「ペッタン、ペッタン」と音を出ないので、隣人は、いつ搗(つ)いたのか分からない。そこで、「搗き知らず」→「着き知らず」と、暗い夜にいつ船が着いたのかわからないという言葉あそびから「夜船」といいます。
また、「北窓」は、夜船と同じように、「搗き知らず」→「月知らず」
と言葉遊びで、月を知らない、月が見えないのは北側の窓、ということからなのです。
それにしても、ぼた餅の数がなんと75個。作られた檀家の奥様は「病気で倒れてから手足が不自由だから、リハビリのためにやってるので」と仰っていますが。
粒あんあり、きな粉あり、青のりと種類も工夫してくださって。
早速お供えして、寺のスタッフにも「お福分け」していただきました
精進
2019年3月21日木の芽餅
2019年3月18日